今いくら借りてますか?
「なんとかなる」はなんとかならない事が多い。
こんなコピーが日経新聞等に掲載されていました。
借りすぎに注意をしよう!と言う事ですが、実際にはそれだけ自分の限度を超えた借入れが多いと言う事です。
最近では消費者金融よりも銀行の無担保融資が問題になっていますね。焦げ付きがすごい勢いで増加しているとか…
あまりの焦げ付きの多さに毎月銀行全体の融資額を公表する事になりました。
さらに段階的ではありますが総量規制も銀行に導入されるのは間違いないでしょう…借入れのハードルがどんどんあがっていくイメージです。
なので、借りたい人は今のうちに借りた方がいいかもですね。
借りすぎ注意ですが…
もちろん、人によって収入や毎月の固定費が異なるのでどこまでが大丈夫で、これ以上が借りすぎと言えることではありません。
しかし、実際に借りすぎは誰にでも簡単に発生するのです。
実際にどのくらいが借りすぎにあたるのあを調べてみました。
一体いくらが借りすぎ?
まず、全国の平均を調べてみました。
消費者金融と言われる「利用社数」と「借入金額」の平均です。(銀行はまた調べておきます)
平均利用社数 3.3社、平均借入金額 145万円 となっています。(「消費者金融白書平成16年版」から引用)
ちなみに消費者金融業界の信用情報機関の「株式会社ジャパンデータバンク発行データバンク」によると、平均利用社数 2.36社、平均借入金額は約113万円 となります。
集計方法によって多少の違いはあるのですが、平均は「2~3社利用」・「130万前後の借入」が一番多いと言う事になります。
よって、当サイトではこの平均以上借りている方は「借りすぎ」と定義しています。
平均借入を返済するのに、年収はどの位必要?
先ほど調べてた、いわゆる平均的(2~3社利用で130万前後の借金)な借入があったとします。
これを無理なく返済するとして、どれくらいの経済力・収入が必要なのか検証してみました。
例)
消費者金融2社から60万と70万円の借入があり、合計で130万円の借入があったとします。
この借入金額ですと、毎月の返済額は4万円前後になっているかと思います。
そうすると、この返済は年収で最低300万円は必要となります(もちろん、家族構成等で差異はありますが・・)
最低で年収300万ですから余裕を持って返済する事を考えると、少なくとも年収350万円くらいないとかなりしんどい額だと考えられます。
みんなは余裕を持って返済しているのか!?
例の様に余裕があればいいのですが、実際「130万前後借りている人の年収はいくらか?」が皆さん気になるでしょうし、問題になる部分です。
平均130万円を借入がある方は年収450~500万円あるのでしょうか??
当サイトの独自調査によると、余裕で返済できる500万の年収ある方は1/3程度です。
2/3が年収500万円以下という事になります。
それよりも、現実は500万ではなく年収300万円位の方が300~400万円もの借入があったり、年収500万の方が750万円の借入(年収以上の借入!)がある方という状況は、実は結構一杯あったりするのです…
これは怖すぎです。。。
この状況を見れば、多重債務は言わずもがなですね。
現実には多くの方がかなり無理のある返済を強いられている状態です。
こういった事にならない為にも、ローンシミュレータで返済額の管理や、借りるとしても少しでも金利の低い会社からの借入をする様にしてください。
ローンやクレジットを使いすぎない7つのポイント
1.ローンやクレジットは他人からの「借金」であり、未来の収入から返済が必要ということを認識する。
2.いくら借りられるかではなく、いくらなら返済できるかを考えあらかじめ限度額を決めておく。
3.何のために借りるのか、なぜ必要なのかを目的を明確に!
4.返済完了までの計画を立ててから借入する。
5.借金返済の利用しない。
6.必ず金利や契約内容を確認して利用する。
7.悪質な業者や商法に注意する。